- 2026.02.27
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オープンバイト治療で手術と言われた方へ|MEAWを用いた非抜歯矯正の可能性
開口(オープンバイト)は手術なし・抜歯なしで治せる?MEAW矯正という選択肢
開口(オープンバイト)とは?
開口(オープンバイト)とは、奥歯を噛み合わせたときに、前歯が上下で接触せず、すき間が空いてしまう噛み合わせです。
よくある症状
- 前歯で食べ物が噛み切れない
- 発音しにくい音がある(サ行・タ行など)
- 口が閉じにくい / 口呼吸になりやすい
- 奥歯に負担が集中する
- 見た目(口元・歯並び)が気になる
なぜ開口になるの?(原因は1つではありません)
開口は、単純に「歯並びだけ」の問題ではなく、いくつかの要因が重なって起こることがあります。
開口に関係しやすい要因
- 舌のクセ(舌突出癖)
- 口呼吸
- 指しゃぶり・唇を噛むクセ
- 骨格的な上下顎のバランス
- 奥歯の生え方・噛み合わせの崩れ
- 顎の成長方向の影響
そのため、開口治療では「並べるだけ」ではなく、噛み合わせの機能まで考えることがとても大切です。
「手術が必要」と言われることがある理由
開口の中には、骨格的な要素が強いタイプもあります。
その場合、外科矯正(顎の手術)が選択肢として提示されることがあります。
ただし、ここで大切なのは、すべての開口が手術一択ではないということです。
症例によっては、歯の移動や噛み合わせのコントロールで、十分な改善が期待できるケースもあります。
当院の考え方:MEAWを用いて「手術なし・抜歯なし」を目指せるケースがあります
当院では、開口(オープンバイト)に対して、MEAW(マルチループワイヤー)を用いた治療を選択することがあります。
MEAWは、ワイヤーにループ(輪)を設けることで、歯1本1本の動きや噛み合わせを細かくコントロールしやすい方法です。
特に、開口のように咬合(かみ合わせ)の調整が重要な症例で有効性を発揮しやすい治療法です。
MEAWで目指すこと(開口治療)
- 前歯が噛み合う方向へ誘導する
- 奥歯の噛み合わせを整える
- 歯列全体のバランスを調整する
- 噛む機能(咀嚼しやすさ)を改善する
- 必要に応じて舌癖・口腔習癖の改善も併用する
抜歯をしない・手術をしない治療のメリット(患者さんに伝わりやすいポイント)
※症例によって異なりますが、患者さんにとっては次のようなメリットがあります。
1)身体的な負担を抑えやすい
外科手術を避けられる場合、入院や手術に伴う負担・不安を減らしやすくなります。
2)自分の歯をできるだけ残せる可能性
抜歯をしない治療方針は、歯の本数を保ちながら治療できる可能性があります。
3)見た目だけでなく「噛みやすさ」も重視できる
MEAWは、歯並びだけでなく、機能的な噛み合わせを重視した治療設計がしやすいのが特徴です。
ただし、すべての方が「手術なし・抜歯なし」で治療できるわけではありません
ここは信頼につながる重要ポイントです。
患者さんに安心してもらうためにも、適応の見極めが大切であることを明確に伝えるのがおすすめです。
手術・抜歯を検討した方がよい場合もあります
- 骨格的なズレが非常に大きい
- 歯の移動だけでは安定した咬合が作りにくい
- 顔貌・口元の改善目標が大きい
- 後戻りリスクが高いと判断される
当院では、「何でも手術なし」と決めつけるのではなく、診断結果をもとに最適な治療方針をご提案しています。
開口治療で大切なのは「並べる」だけでなく「原因に向き合う」こと
開口は、舌癖や口呼吸などの機能的な要素が関わることが多いため、
歯を動かすだけでは後戻りしやすいケースもあります。
そのため当院では、必要に応じて以下も重視します。
- 舌の使い方の確認
- 口腔習癖の改善指導
- 保定(後戻り予防)の管理
- 噛み合わせの安定性チェック
「きれいに並べる」+「噛める」+「安定する」
この3つを大切にして治療を考えています。
こんな方は一度ご相談ください
- 前歯が噛んでいない(開口)が気になる
- 他院で「手術が必要」と言われたが、まずは他の方法も知りたい
- できれば抜歯を避けたい
- 見た目だけでなく、噛みやすさも改善したい
- 舌癖・口呼吸も含めて相談したい
まとめ
開口(オープンバイト)は、症例によっては
MEAWを用いた矯正治療で、手術や抜歯を行わずに改善を目指せる可能性があります。
一方で、すべてのケースに当てはまるわけではないため、
大切なのは正確な診断と、治療ゴール・安定性まで考えた方針選びです。
「手術と言われたけれど他の可能性も知りたい」
「できるだけ抜歯を避けたい」
そのような方は、ぜひ一度ご相談ください。





