- 2026.02.21
- 医院のお知らせ
オーストリア咬合学とは
ライフ歯科矯正歯科で実践している、オーストリア咬合学は、かみ合わせを「歯が当たる・当たらない」だけでなく、顎の動き・筋肉の働き・顎関節まで含めて“体に合うように設計する”という考え方です。(どちらかといえば人工的な歯並びではなく、自然な歯並びを実現しようとする考えかたです)
ウィーンを中心に発展してきた咬合(かみ合わせ)の学派で、“機能(動き)を重視して、負担がかかりにくい噛み合わせを作る”ことを目指します。
「順次機能誘導咬合・犬歯優位」って何をする考え方?
このオーストリア咬合学の代表的な設計のひとつが、
Sequential Functional Guidance Occlusion with Canine Dominance(犬歯を主体とした順次機能誘導咬合)です。
患者さんに一言でいうと…
「横に歯を動かしたとき、奥歯がゴリゴリ当たり続けないようにして、歯と顎関節を守る噛み合わせ」
そのために、最後は犬歯が“案内役(ガイド)”になって奥歯を離すように整えます。
この「順次(Sequential)」=動かすにつれて奥歯の接触が“順番に”減っていく、というのがポイントです。良い咬合では、横に動かし始めは複数歯が軽く関わることがあっても、動きの終盤で犬歯の形によって奥歯が分離する、と説明されています。
なぜ“犬歯優位”が大事?
犬歯は一般に根が長くてしっかりしていて、横方向の力のコントロール役になりやすい歯です。
そこで「横に動かす時は犬歯が案内して、奥歯に無理な横ズレの力をかけ続けない」ように設計します。
どんな効果があるの?
- 詰め物・被せ物が欠ける/外れるリスクを下げる方向に働く
- 奥歯や歯ぐき(歯周組織)への負担を減らす方向に働く
- 顎関節や噛む筋肉へのストレスを減らす設計を目指せる
- 横に動かしたときの引っかかり・当たり過ぎを減らしやすい
この考え方は、元ウィーン大学の補綴学教授である Rudolf Slavicek らが中心となって、1980年代初期にまとめた咬合コンセプトとして紹介されています。(写真はRudolf Slavicek教授です)
オーストリア咬合学では、噛み合わせを“歯の当たり方”だけでなく、顎の動きまで含めて整えます。
当院では、横に動かした時に奥歯がこすれ続けないように、動くほど奥歯の接触が減って、最後は犬歯がガイドする「順次機能誘導咬合(犬歯優位)」を目指します。
『歯をに抜かない矯正治療』でこの理論の実現を目指しております。
一度ご相談お待ちしております。





