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2026.02.19
医院のお知らせ

むし歯を減らすコツは「砂糖の量」より「砂糖の回数」<よくみがいてるんですが、、虫歯になるという方に知ってほしい、スウェーデンの研究とむし歯対策>

むし歯を減らすコツは「砂糖の量」より「砂糖の回数」

<よくみがいてるんですが、、むし歯になるという方に知ってほしい、スウェーデンの研究とむし歯対策>

—北欧研究(Vipeholm・Turku)でわかった、今日からできる習慣—

結論:むし歯は甘いものの回数で決まりやすい

むし歯(う蝕)は、口の中で酸が出る時間が長いほど進みやすい病気です。北欧の食事介入研究では、砂糖の摂り方、とくに「食事と食事の間に何回入るか」がむし歯に強く影響することが示されました。

北欧研究が教えてくれた「ムシ歯が増える食べ方」2つのポイント

1) “食間に甘いものが入るほどリスクが上がる(Vipeholm研究)

スウェーデンのVipeholm研究の解釈として広く共有されている重要点は、粘着性のある甘い食品を、食間に高頻度で摂ると非常に虫歯になりやすいということです。

患者さん向けの言い換え

  • 「甘いもの自体」より いつ・何回 が大事
  • とくに 歯に残る甘さ×食間 が強いリスク

2) 砂糖を置き換えるとむし歯が大きく減った(Turku Sugar Studies

Turkuで行われたTurku Sugar Studiesでは、砂糖(スクロース)をほぼ置き換え、フルクトース群/キシリトール群/スクロース群でむし歯の増え方を比較する試験が行われました(2年)。その中で、キシリトール中心の置換群は虫歯の増加が大きく抑えられたことが報告されています。

今日からできる「むし歯リスクを下げる習慣」7つ(チェックリスト)

習慣1:甘いものは食後にまとめる

  • お菓子・デザートは食後
  • “ちょこちょこ”をやめる(回数を減らす)
    →「砂糖が口に入る回数」を減らすのが最優先です。

習慣2:だらだら飲みをやめる(甘い飲料は要注意)

スポーツドリンク、加糖コーヒー、ジュースを“ちびちび”飲むと、口の中が酸性の時間が延びやすいため、回数の観点で不利です(※ゼロにできなくても“頻度を決める”だけで改善します)。

習慣3:ねばつく甘いものは「頻度」を下げる

  • キャラメル、グミ、ソフトキャンディ、ドライフルーツ等は「歯に残りやすい」
  • 食べるなら 食後にまとめる が基本
    (Vipeholm研究の示唆と整合します)

習慣4:可能なら砂糖を置き換える(キシリトール等)

キシリトールは、Turku研究の流れを含め、虫歯リスク低減に役立つ可能性が示されています。近年のレビューでも一定の支持はありますが、研究の質にはばらつきも指摘されます。

  • 例:食後にキシリトールガム(噛むことで唾液も増えやすい)
  • 注意:お腹がゆるくなる方もいます/小さなお子さんは誤嚥に配慮(年齢・状況に合わせて提案)

習慣5:砂糖の目安を知る(の管理も味方)

World Health Organizationは、遊離糖(free sugars)を総エネルギーの10%未満、可能なら5%未満に抑えることが虫歯リスク低減に役立つとしています。

習慣6:フッ化物配合歯みがきを「毎日・継続」

食習慣と並んで“毎日の予防の柱”です。FDI World Dental Federationは、フッ化物配合歯みがきを12回以上推奨しています。
また英国の予防ツールでも、1000ppm以上のフッ化物配合歯みがきがう蝕予防に有効とされています。
(日本の濃度・使用量は年齢で提案が変わるため、医院で個別に案内すると安心です)

習慣7:定期的にリスク評価して対策を最適化

虫歯は「生活習慣+唾液+歯並び/装置+清掃性」で個人差が大きいです。
特に 矯正中・唾液が少ない・詰め物が多い 方は、同じ生活でもリスクが上がりやすいので、プロの管理(クリーニング、フッ素、清掃指導)で差が出ます。

よくある質問

Q1. 甘いものは完全にやめないとダメ?
A. 完全にゼロでなくてもOKです。北欧研究の要点は「量」より「回数」。食後にまとめて、食間の回数を減らすだけでもリスクは下げやすいです。

Q2. キシリトールは虫歯予防になる?
A. Turku Sugar Studiesでは、砂糖をキシリトール中心に置き換えた群で虫歯の増加が大きく抑えられました。
一方、近年のレビューでは「一定の効果は示唆されるが、研究の質にばらつき」も指摘されます。
→基本は「頻度を減らす」。その上で“置換”を上手に使う、が現実的です。

Q3. 砂糖の目安はどれくらい?
A. WHOは、遊離糖を総エネルギーの10%未満、可能なら5%未満が望ましいとしています(虫歯を含む健康リスク低減の観点)。

Q4. 歯みがきは何が一番大事?
A. フッ化物配合歯みがきを「毎日・継続」が柱です。FDIは1日2回以上の使用を推奨しています。