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2018.02.09
歯科コラム

20代から気をつけたい歯周病!自宅でできる予防とは

歯が抜ける最大の原因は、歯周病です。現在の日本では、40歳以上の約7割が歯周病を患っているといわれています。高齢者だけでなく、若年層でも歯周病になるので注意が必要です。
「歯周病とは一体何なのか」「その原因や症状はどういったものなのか」「予防には何が大切か」など、歯周病に関して気になることも多いかもしれません。
ここでは、そんな歯周病について詳しくご紹介します。

■歯周病ってなに?
歯周病は、細菌によって歯肉(歯周)に炎症が起こり、歯茎や骨が壊れてしまう病気を指します。歯肉が腐ることで、最終的には歯が抜けてしまう恐れもあります。
高齢者の歯が抜ける原因の大半が、歯周病といわれています。しかし、近年は食生活習慣の乱れなどによって20代、30代の若い世代も歯周病の割合が増えてきています。
歯周病はほとんど痛みも感じないままゆっくりと進行していくので、気がつかないうちに重度の状態になってしまうこともあるので注意が必要です。

■歯周病の原因は?

歯周病の直接的な原因は、プラーク(歯垢)です。プラークとはいわば細菌の塊で、主に歯の表面や歯茎の隙間などに付着しています。歯磨きをしていないと、口の中に粘り気を感じることや、歯や歯茎の隙間に白いものが付着することがあります。これがプラークです。プラークが毒素を出することで、歯肉に炎症が起こると考えられています。

細菌の増殖を防ぐには歯磨きが一番です。しかし、ストレス、疲れ、睡眠不足、栄養不足、喫煙、酒、食べ過ぎといった生活習慣の乱れが、細菌に対する抵抗力や免疫力を低下させ、歯周病をさらに悪化させる要因になることもあります。特に喫煙は、歯周病を悪化させる大きな要因といわれています。

他にも歯並びが悪い、かみ合わせが悪いといった歯の構造そのものが原因で歯周病になるケースもあります。

■歯周病の症状

・歯茎が赤い、歯茎から出血が見られる
・冷たいものを飲むと歯が染みる
・歯の白い部分が大きくなった(伸びた)ように感じる
・硬い物を噛むときに痛みが生じる
・口臭がひどい
・歯茎から膿が出る

このような症状が出たら、歯周病を疑いましょう。特に歯の面積が広くなったと感じる場合は、要注意です。歯周病が進んでいると歯茎の筋肉が退縮していくので、歯の白い部分の面積が大きくなります。「なんだか以前よりも出っ歯になったような気がする」「下の歯が伸びたように感じる」というときは、歯周病の可能性があります。

■歯周病を予防するには?


歯周病の予防は、「歯垢(プラーク)を取り除くこと」が第一です。自分で歯垢を取り除く方法は「歯ブラシを使って歯垢を除去する」と「歯間ブラシやフロスを使って歯垢を除去する」のふたつです。

・歯ブラシを使って歯垢を除去する
日々の丁寧な歯磨きこそ、歯周病予防の基本です。ポイントは、漠然と歯磨きをするのではなく「歯垢をしっかり取り除く」とことを意識して歯磨きを行うこと。細菌の塊が残りやすい、歯と歯茎の間、歯と歯の隙間、磨き残しになりやすい歯の裏側などを意識的にしっかりと磨いていきましょう。

歯と歯茎の隙間を磨くときは、歯茎に対して45度の角度で歯ブラシを持ち、手を細かく動かしてブラッシングすることで、より歯垢を除去できます。

・歯ブラシを使わずに歯垢を除去する
歯ブラシだけでは取り切れない歯垢もあります。その場合は糸ようじやデンタルフロスといった専用の歯間清掃具を使って除去しましょう。近年はパワーフロス、ワンタフトブラシ、歯間ジェットクリーナーといった高性能な歯間清掃具も販売されています。

歯周病を予防するために日々の歯磨きの仕方やケア用品を見直しつつ、歯周病を助長させない生活習慣作りを実践していきましょう。歯周病の症状が重い場合は、一日も早く歯科医院で治療を行うことが大切です。

大阪で歯周病治療をお考えなら、大阪・心斎橋にあるライフ歯科・矯正歯科をご利用ください。虫歯などの疾患予防やインプラント治療をはじめ、総合歯科診断を行っています。末永く大切な歯を守るためには、早めの予防・治療が大切です。

参考サイトURL
デンタルヘルス通信
http://i-scdc.jp/blog/?p=145
room1109

歯周病を徹底予防!家でできるセルフケアの正しいやり方