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2025.03.28
歯科コラム

虫歯になりやすい体質とは

毎日、歯ブラシやデンタルフロスを使用して歯磨きを行っているにも関わらず、虫歯が頻繁に出来てしまうという

お悩みに対して、虫歯になりやすい人となりにくい人がいるのかについて解説していきます。

 

1.遺伝的な要素と体質的な要素

遺伝的な要素としては歯や唾液の質、歯並びなどが挙げられます。

歯の表面はエナメル質という硬い層でおおわれており、そのエナメル質が弱い場合、

口腔内の細菌が作る酸で歯が溶けやすくなることがあります。

また、歯並びが悪いと、歯と歯の重なったところに歯ブラシが届きにくく、どうしても磨き残しが発生しやすく、

それが溜まると、虫歯が出来てしまう可能性があります。

ただ、新生児には虫歯の原因となる細菌は存在せず、ほとんどの場合は幼少期に家族から感染します。

家族からの感染を防ぐには、食事を冷ます際フーフーするのをやめたり、食器を分けることが効果的です。

 

体質的な要素としては、唾液の質や量などが挙げられます。

唾液の質 サラサラ ネバネバ
唾液の量 多い 少ない
虫歯 なりやすい なりにくい

唾液に含まれる免疫物質には細菌を洗浄する働きがあるため、

量が多くサラサラしていると洗浄効果が高いだけでなく細菌を綺麗に洗い流せます。

 

2.生活面での要素

生活面では食事や間食の回数が多かったり、甘いものや酸っぱいもの頻繁に食べると、口腔内が虫歯菌が増えやすい環境になり、

虫歯のリスクが高まります。ダラダラ食べることが減らだけでも、虫歯菌ができる機会を減らすことができるため、

少しずつ改善することをお勧めします。

他にも、歯磨きが不十分であったり、歯列矯正をしていたりすると磨き残しが発生してしまうことがあります。

矯正装置がついている場合の歯磨き方法や、デンタルフロスの使用方法などをもう一度見直し、分からなければ

歯科医院で相談してみると良いでしょう。

 

虫歯になりやすい体質や習慣の人であっても、原因を知り、正しく対策を行えば虫歯を予防できます。

その為に、まずは歯科医院での定期検診を行うことをお勧めします。

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