- 2018.02.09
- 矯正コラム
矯正は大人からでも遅くない!矯正がもたらすメリットとは
近年、大人になってから歯の矯正を行う方も増えています。そのため、「歯の矯正は子どもから開始するもの」というイメージは少しずつ消えつつあります。
歯並びの良し悪しは社会生活を行う上でとても重要で、仕事や人間関係に影響を及ぼすこともあります。日々の生活を明るく、より活発なものにしていくためにも歯並びの悪い方はぜひ歯列矯正を検討してみましょう。
今回は、歯並びを整えるメリットや歯科医院で導入されている最新の矯正器具についてご紹介します。
■外見のコンプレックスを解消できる
歯を矯正する最大のメリットは、外見面でのコンプレックスの解消です。歯並びが悪いとどうしても外見の魅力が劣りがちです。笑ったときに歯並びの悪さが見えると相手に不快な印象を与えてしまうこともあり、見せないために自分の手で口を隠す方もいるのではないでしょうか。そんな窮屈な生活は、精神的なストレスにもなります。
歯を矯正することで歯並びをきれいにし、外見面のコンプレックスを解消すれば今まで以上に生き生きとした生活を送れるようになります。
「歯並びがよくなったので手で口を隠す必要がなくなった」
「人の目を気にせずたくさん笑えるようになった」
「人とのコミュニケーションに自信が持てるようになった」
「考え方や行動がよりアクティブになった」
「明るい気持ちが持てるようになった」
など、さまざまな面でプラスの効果が期待できるのです。
■虫歯や歯周病の予防になる
虫歯や歯周病は、プラーク(細菌の塊)が増殖することが原因で起こります。プラークは歯と歯茎の間や、歯と歯の隙間に増えやすく、歯並びの悪い状態だと繁殖しやすくなるので注意が必要です。歯並びが悪いと歯磨きをしても細かなところまで手が届かず、磨き残しが多くなるので細菌が残りやすくなるのです。
歯並びを矯正することで普段の歯磨きでも細菌を落としやすくなり、歯の隙間に細菌が留まりにくいというメリットが生まれます。細菌の減少は、そのまま虫歯や歯周病の予防になります。
■しっかりした嚙み合わせを実現
歯並びが悪いことは同時に、嚙み合わせが悪いともいえます。歯並びが改善するとそれだけ咀嚼機能が高まり、しっかりと物を噛めるようになります。咀嚼機能が悪い状態だと胃や消化器官に負担がかかりやすくなりますが、歯並びを矯正することで負担改善につながるのです。
■顔や体の健康状態が保てる
歯の矯正によって咀嚼機能が向上すると、顔の筋肉が活発に使われるようになり、肌のたるみやシワの解消が期待できます。肌がきれいになることで、外見面での自信も持てるようになります。また、咀嚼機能の向上は唾液の分泌を多く促します。唾液が多くなると、消化力のアップだけでなく体の免疫力アップになる可能性があります。
歯並びのよい状態でしっかりとあごを動かして咀嚼をすることは、体の神経の働きを活発にし、脳の血流を良くし、体全体の健康によい影響という研究結果もあります。
■近年の矯正器具は見た目も機能も抜群
矯正器具というと金属のワイヤーをイメージしてしまう方が多いのではないでしょうか。金属ワイヤーの矯正器具は、見た目に抵抗を感じやすいことも事実です。そのため近年は、外見を考慮したさまざまな矯正器具が生まれてきています。
・マウスピース
金属ワイヤーに比べて、簡単に取り外しができるのがメリットです。ケアも簡単にできるので、衛生面で優れています。ワイヤーに比べると、見た目がよくなるのも特徴です。
・裏側ブラケット
専用ブラケットを歯の裏側に装着する矯正方法なので、見た目の問題が解消します。外見面で矯正器具がどうしても気になるという方におすすめです。ただし、費用は高くなるのでその点は注意が必要です。
・セラミック矯正
器具を使った矯正ではなく、セラミック素材を新たに被せて歯並びの悪さを整える施術方法です。痛みはほとんどなく、1カ月から3カ月程度の短期間で治療ができます。ただし、歯全体を大きく矯正する場合は向きません。
・部分矯正
歯並び全体ではなく、部分的に歯を整える治療法です。前歯だけの矯正の際に多く用いられます。前歯のみにブラケットやマウスピースを装着することや、セラミック矯正を併用して行う場合もあります。
最新型の技術や矯正機器を導入している歯科医院は東京・大阪など大都市圏を中心に多くあります。ネットで事前に詳しくチェックしておきましょう。
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